岩手県南部の奥州市(おうしゅうし)、金ケ崎町(かねがさきちょう)を取材エリア、購読エリアとする郷土紙。1946年(昭和21年)3月7日創刊。
題号の胆江(たんこう)は、配布地域のかつての知名に起因。北上川西部を「胆沢(いさわ)」、東部を「江刺(えさし)」と呼んでいたことから、それぞれの地名の頭文字を合わせた。具体的には南に世界文化遺産の平泉、北に北上市が接する地域に位置する。
本紙題号のみならず、奥州、金ケ崎2市町の地域名や地方名を指す場合にも当地域では「胆江」の名称を用いる(例:胆江地区中学校総合体育大会、胆江地区衛生センター、胆江法人会など)。
地域密着型の報道を重視しており、胆江2市町の政治、行政、経済、社会、文化、住民活動、諸行事などをあらゆる角度から細かく取り上げる。
近年は、素粒子物理学の大型実験施設「国際リニアコライダー(ILC)」の有力建設候補地に奥州市東部などを含む北上山地が選ばれた。ノーベル賞級の研究成果を数多く挙げている学術分野を中心とした国内初の本格的な国際学術研究都市が形成される可能性が高く、地域住民の暮らしや地域振興にも壮大な効果をもたらすことも想定されることから、関連情報の取材、発信に力を注ぐ。紙面で取り上げたILC関連の記事は公式サイトとは別途に開設している「胆江日日新聞ILCニュース」(
http://ilc.tankonews.jp/modules/d3blog/ )で紹介。一部記事は奥州市役所IL
C推進室によって英訳され、ILCを推進する国際研究者組織「リニアコライダー・コラボレーション」のニュースページ(
http://newsline.linearcollider.org/)でも情報発信されることがある。
また、地域観光情報を紹介するウェブサイト「奥州平泉観光新聞」(
http://www.hiraizuminews.jp/)も運営している。